ホワイトニングで知覚過敏が起こる原因とは？痛みを防ぐ対策と予防法
- 2025年3月14日
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葛飾区金町の歯医者･矯正歯科『かなまち志田歯科』です。
ホワイトニング後に「歯がしみる」「ズキッとした痛みがある」と感じたことはありませんか。
せっかく白く美しい歯を手に入れたのに、知覚過敏の症状に悩まされるのはつらいものです。
ホワイトニングでは、歯の表面にあるエナメル質に薬剤が作用し、内部の象牙質に刺激が伝わることで知覚過敏が引き起こされることがあります。
特に、歯の状態やホワイトニングの方法によって、知覚過敏のリスクは大きく異なります。
今回は、ホワイトニングで知覚過敏になる原因と、その対策・予防法を詳しく解説します。
事前にしっかり対策をすれば、痛みを最小限に抑えながらホワイトニングを楽しむことができます。
ホワイトニングで知覚過敏が起こるメカニズム
ホワイトニングによる知覚過敏は、歯の表面にある「エナメル質」が一時的にダメージを受けることで起こります。
ホワイトニング剤に含まれる過酸化水素や過酸化尿素は、歯の内部に浸透し、色素を分解することで歯を白くします。
しかし、その過程でエナメル質の保護機能が低下し、内部の象牙質が刺激を受けやすい状態になるのです。
象牙質には「象牙細管」という微細な管が無数にあり、そこを通じて外部の刺激が歯の神経に伝わることで「しみる」症状が現れます。
特に、エナメル質がもともと薄い人や、歯に小さなダメージがある場合は、ホワイトニングによって知覚過敏が起こりやすくなります。
知覚過敏が起こりやすい人の特徴
ホワイトニングによる知覚過敏は、すべての人に起こるわけではありません。
特に以下のような特徴がある人は、知覚過敏が発生しやすい傾向があります。
- ・もともと歯がしみやすい（知覚過敏の症状がある）
- ・歯ぎしりや食いしばりの習慣があり、エナメル質がすり減っている
- ・歯周病が進行しており、歯茎が下がって象牙質が露出している
- ・虫歯がある、または治療途中の歯がある
- ・過去に歯の亀裂やひび割れを指摘されたことがある
これらの条件に当てはまる場合は、ホワイトニングの前に歯科医師に相談し、事前に適切なケアを行うことが重要です。
ホワイトニングの方法による知覚過敏の違い
ホワイトニングには「オフィスホワイトニング」と「ホームホワイトニング」があり、それぞれ知覚過敏のリスクが異なります。
- オフィスホワイトニング（歯科医院で施術）
- ・高濃度の過酸化水素を使用し、短時間で効果を得る方法
- ・一時的に知覚過敏が出やすいが、数日で症状が軽減することが多い
- ホームホワイトニング（自宅で行う）
- ・低濃度の過酸化尿素を使用し、時間をかけて白くする方法
- ・痛みが出にくいが、長期間の使用で知覚過敏を感じる場合がある
- デュアルホワイトニング（上記2つを組み合わせた方法）
- 高いホワイトニング効果が期待できるが、知覚過敏が出やすい傾向
ホワイトニングの方法を選ぶ際は、自分の歯の状態やライフスタイルに合った方法を選びましょう。
知覚過敏を和らげるための対処法
ホワイトニング後に知覚過敏の症状が出た場合、次のような方法で痛みを軽減できます。
- ・知覚過敏用の歯磨き粉を使用する（フッ素や硝酸カリウム配合のものが効果的）
- ・鎮痛剤を服用する（ロキソニンやイブプロフェンが有効）
- ・ホワイトニング後1～2日は冷たいものや酸性の飲食物を避ける
- ・歯科医院でフッ素コーティングをしてもらう（歯の表面を保護し、刺激を抑える）
- ・ホームホワイトニングの装着時間を短くする（刺激を受ける時間を減らす）
特に、知覚過敏用の歯磨き粉を継続的に使用することで、歯の神経を守り、痛みを軽減する効果が期待できます。
知覚過敏を防ぐためのホワイトニング前の準備
ホワイトニングによる知覚過敏を防ぐためには、事前の準備が非常に重要です。
以下のポイントを押さえておくことで、痛みを最小限に抑えながらホワイトニングを行うことができます。
- ・ホワイトニング前に歯科検診を受け、虫歯や歯周病がないか確認する
- ・ホワイトニングの1週間前から知覚過敏用の歯磨き粉を使用し、歯の耐性を高める
- ・エナメル質が薄い人は、低濃度のホワイトニング剤を選ぶ
- ・ホームホワイトニングの場合は、使用時間を厳守する
また、ホワイトニング後すぐに再施術を行うと、知覚過敏が悪化する可能性があります。
適切な間隔を空けてホワイトニングを行うことも大切です。
まとめ
ホワイトニングによる知覚過敏は、薬剤が象牙細管を通じて神経を刺激することで起こります。
特に、虫歯や歯周病、エナメル質の摩耗があると症状が出やすくなります。
ホワイトニングの種類によっても痛みの強さが異なるため、自分に合った方法を選ぶことが重要です。
事前の準備や適切なアフターケアを行うことで、痛みを抑えながらホワイトニングを楽しむことができます。
少しでも参考になれば幸いです。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。
監修者
志田 祐次郎 | Shida Yujiro 日本大学松戸歯学部卒業後、国保旭中央病院、医療法人恵潤会つるみ歯科･小絹つるみ歯科に勤務し、医療法人Belldent志田歯科の理事を務める。 学校法人広沢学園つくば歯科衛生士専門学校の講師を経て、絹の台歯科クリニック、いちファミリー歯科クリニックで勤務を重ね、2020年に「かなまち志田歯科」開院。 【所属】
【略歴】
- 日本大学松戸歯学部 卒業
- 国保旭中央病院 前期・後期研修
- 医療法人恵潤会つるみ歯科・小絹つるみ歯科 勤務
- 医療法人Belledent志田歯科 理事
- 学校法人広沢学園つくば歯科衛生士専門学校 講師
- 絹の台歯科クリニック 常勤勤務
- いちファミリー歯科クリニック 非常勤
金町駅/京成金町駅徒歩2分の歯医者･矯正歯科
『かなまち志田歯科』
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