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医療コラム

虫歯の進行速度はどれくらい?今日からできる対策も紹介|かなまち志田歯科|金町の歯医者|かなまち志田歯科|親知らず|セラミック治療|土曜診療

虫歯の進行速度はどれくらい?今日からできる対策も紹介

虫歯の進行速度はどれくらい?今日からできる対策も紹介

目次

 

葛飾区金町の歯医者・矯正歯科『かなまち志田歯科』です。
「虫歯が見つかったけれど、今すぐ歯医者に行けない…」そんな経験はありませんか?
放置しても大丈夫か、どれくらいのスピードで進行するのか不安になりますよね。
虫歯の進行には歯の質や年齢、生活習慣が深く関係しており、専門的な知識に基づいて判断することが重要です。
今回は、虫歯の進行速度や進行段階、悪化しやすい習慣と予防方法について詳しく解説します。
自分の状況に合わせた適切な対応方法を知ることで、大切な歯を守る行動につながります。
虫歯は自然には治らないため、早めの理解とケアが進行を食い止める鍵です。

 

虫歯の進行は止まらない

虫歯は自然に治ることはなく、放置すれば確実に進行していきます。
最初は表面だけの小さな問題でも、時間の経過とともに歯の内部に広がり、最終的には歯の根っこや顎の骨にまで悪影響を及ぼします。
虫歯の進行度は5段階に分類されており、早い段階で対処すれば治療の負担も軽くなります。
特に初期段階では痛みがないため放置されがちですが、自覚症状がないからといって進行が止まっているわけではありません。
気づかぬうちに進行が進んでしまうため、早期発見・早期治療が虫歯対策の鍵です。

 

虫歯の進行速度は個人差が大きい

虫歯の進行速度は一律ではなく、年齢、歯の質、生活習慣、食事内容など多くの要因が絡み合って決まります。
たとえば、25歳以下の人はエナメル質が未成熟なため、虫歯の進行が速い傾向があります。
逆にエナメル質がしっかり形成された大人であれば、初期虫歯の進行に半年から1年ほどかかるケースもあります。
ただし一度象牙質に到達すると進行速度は加速し、数ヶ月で神経に達してしまう可能性もあります。

以下の要素が虫歯の進行に深く関係しています。

  • ・歯の質(エナメル質や象牙質の硬さ)
  • ・虫歯菌の種類と数(特にミュータンス菌)
  • ・糖質の摂取頻度
  • ・唾液の分泌量と中和力
  • ・日常的なブラッシングや口腔ケアの質

このように虫歯の進行スピードは多因子で決まるため、自分に合った予防対策を取ることが必要です。

 

虫歯の進行ステージを理解しよう

虫歯は進行に伴い治療の難易度や費用が大きく変わります。
早期に治療すればフッ素塗布や小さな詰め物で済みますが、進行すれば神経の除去や抜歯が必要になってしまう場合もあります。
段階をしっかりと理解し、自分の状態を判断する材料にしましょう。

  • ・C0:脱灰(初期の虫歯)でまだ穴が開いていない。フッ素塗布で改善可能。
  • ・C1:エナメル質の表層に虫歯が広がる。痛みは少ないが治療が必要。
  • ・C2:象牙質に達する虫歯。冷たいものがしみたり、痛みを感じる。
  • ・C3:神経(歯髄)に達した状態。激しい痛みや腫れが起きることもある。
  • ・C4:歯根まで進行し、歯が残せない場合も。抜歯やインプラントが必要に。

虫歯はC2以降から痛みや違和感が現れることが多く、C3・C4に進行すると根管治療や抜歯のリスクが高くなります。
自覚症状のないうちに発見できるかどうかが、治療の成功とコストを大きく左右します。

 

虫歯の進行を早める習慣には注意が必要

日常の中には虫歯を早く進行させてしまう悪習慣がいくつもあります。
特に口腔内に糖分が長時間残るような生活をしている人は注意が必要です。
また、ストレスや喫煙、歯並びの悪さも虫歯のリスクを高めます。

  • ・食事や間食をダラダラ続ける
  • ・お菓子やジュースなど糖分の多い食品を頻繁に摂る
  • ・歯磨きの回数が少ない、または磨き残しが多い
  • ・デンタルフロスや歯間ブラシを使っていない
  • ・唾液が少ない(ドライマウス)状態が続く
  • ・定期的な歯科検診を受けていない

こうした習慣を見直すことで、虫歯の進行速度を遅らせることが可能です。
特に間食を控える、寝る前に丁寧な歯磨きを行うなど、小さな改善が予防につながります。

 

虫歯を進行させないためにできること

虫歯の予防は「正しいセルフケア」「定期的な歯科受診」「リスクのある習慣を減らすこと」の3つが基本です。
特に初期段階ではセルフケアだけで進行を止められることもあるため、日々の意識が非常に大切です。

  • ・1日2〜3回の歯磨きと歯間ケアを徹底する
  • ・フッ素配合の歯磨き粉や洗口剤を活用する
  • ・糖質の摂取頻度を抑える(特に夜間の間食)
  • ・就寝前は必ず丁寧に歯磨きを行う
  • ・唾液を増やすために水分をよく摂り、よく噛んで食べる
  • ・歯科での定期検診とクリーニングを年3〜4回受ける

歯科医院では、虫歯のリスク評価やフッ素塗布、クリーニングなどの専門的ケアが可能です。
セルフケアとプロケアを組み合わせることで、虫歯の進行を確実に抑えることができます。

 

まとめ

虫歯は時間とともに確実に進行する病気であり、自覚症状が出てからではすでに治療が難しい段階に達していることも少なくありません。
虫歯の進行速度は年齢や歯の質、生活習慣によって変化しますが、予防と早期対応によってそのスピードを大きく遅らせることが可能です。
毎日のセルフケアを丁寧に行い、少しでも異変を感じたら早めに歯科医院でのチェックを受けるよう心がけましょう。
歯を守る最大の秘訣は「気づいたその日が治療の最善のタイミング」であることです。

 

少しでも参考になれば幸いです。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。

 

監修者

志田 祐次郎 | Shida Yujiro
日本大学松戸歯学部卒業後、国保旭中央病院、医療法人恵潤会つるみ歯科・小絹つるみ歯科に勤務し、医療法人Belldent志田歯科の理事を務める。 学校法人広沢学園つくば歯科衛生士専門学校の講師を経て、絹の台歯科クリニック、いちファミリー歯科クリニックで勤務を重ね、2020年に「かなまち志田歯科」開院。  

【所属】

 

【略歴】

 

  金町駅/京成金町駅徒歩2分の歯医者・矯正歯科
かなまち志田歯科
住所:東京都葛飾区金町6-1-7 LCプレイス1階
TEL:03-5876-3443

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