親知らず抜歯の費用、相場は1本5千円~?保険適用後の総額と注意点
- 2026年4月25日
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葛飾区金町の歯医者・矯正歯科『かなまち志田歯科』です。
親知らずの抜歯を検討されている方にとって、最も気になるのは「いくらかかるのか」という費用ではないでしょうか。親知らずの抜歯費用は、その生え方や治療の難易度、さらには保険適用の有無によって大きく変動します。例えば、まっすぐ生えている親知らずの抜歯と、歯茎に完全に埋まっている親知らずの抜歯では、処置の内容も費用も大きく異なります。
この記事では、親知らずの抜歯にかかる具体的な費用相場を、ケース別に詳しく解説します。健康保険が適用される条件や、抜歯処置以外にかかる初診料、レントゲン代、薬代といった費用の内訳、さらには医療費控除や高額療養費制度を利用して経済的な負担を軽減する方法まで網羅的にご紹介します。この記事で不安を解消し、安心して治療に臨むための一歩を踏み出せるでしょう。
親知らず抜歯の費用は保険適用で1本5,000円〜が目安
親知らずの抜歯を検討する際、まず知っておきたいのが、健康保険が適用される場合の基本的な費用目安です。多くのケースで健康保険が適用され、3割負担の場合、抜歯処置そのものにかかる費用は1本あたりおよそ5,000円からとなります。
ただし、この金額はあくまで抜歯処置にかかる費用であり、治療の総額ではありません。実際には、初診料や再診料、レントゲンやCTなどの検査費用、麻酔代、処方される薬代などが別途発生します。そのため、窓口で支払う合計金額は、この目安よりも高くなることが一般的です。このセクションでは、最もシンプルなケースの費用から全体像を掴むための基礎情報としてご理解ください。
【ケース別】親知らずの生え方で費用は変わる!抜歯費用の相場
親知らずの抜歯にかかる費用は、その生え方や状況によって大きく変動します。親知らずがまっすぐ生えているか、斜めや横向きに生えているか、あるいは骨の中に完全に埋まっているかなど、抜歯の難易度に応じて処置方法が異なり、それに伴い費用も変わってきます。
一般的に、親知らずの抜歯は「単純抜歯」「難抜歯」「埋伏歯(まいふくし)抜歯」の3つに分類され、それぞれ保険診療における点数が定められています。ご自身の親知らずがどのケースに該当するかによって、おおよその費用を把握できますので、歯科医院を受診する際の参考にしてください。この後の各項目で、それぞれのケースの費用相場を詳しく見ていきましょう。
まっすぐ生えている親知らず(単純抜歯)の費用
親知らずが歯列の他の歯と同じようにまっすぐ生えており、歯茎にほとんど埋まっていない場合は「単純抜歯」に分類されます。このタイプの抜歯は比較的容易で、歯茎の切開を必要とせず、一般的なペンチのような器具を使って抜歯することが可能です。処置時間も短く、体への負担も少ない点が特徴です。
保険適用(3割負担)の場合、単純抜歯の費用相場は1本あたり3,000円から5,000円程度が目安です。これは抜歯処置そのものにかかる費用であり、初診料や検査費用、薬代などは別途必要になります。まっすぐ生えている親知らずの抜歯は、親知らずの抜歯の中でも最も基本的な方法と言えます。
斜め・横向きに生えている親知らず(難抜歯)の費用
親知らずが斜めや横向きに生えていて、一部が歯茎に覆われている場合は「難抜歯」に分類されます。このケースでは、抜歯をスムーズに行うために歯茎を少し切開したり、親知らずをいくつかの部分に分割してから取り出したりする処置が必要になります。まっすぐ生えている親知らずの抜歯と比較すると、処置がやや複雑になるため、費用も高くなる傾向があります。
保険適用(3割負担)の場合、難抜歯の費用相場は1本あたり5,000円から10,000円程度が目安となります。例えば、親知らずが骨に一部埋まっている場合や、抜歯の際に歯を削って小さくする必要がある場合などが難抜歯に該当します。処置時間が長くなることもあり、抜歯後の腫れや痛みが単純抜歯よりも強く出ることがあります。
歯茎に完全に埋まっている親知らず(埋伏歯)の費用
親知らずが歯茎や顎の骨の中に完全に埋まっている状態を「埋伏歯(まいふくし)」と呼び、抜歯の難易度が最も高くなります。このタイプの抜歯では、歯茎を大きく切開し、必要に応じて周囲の骨を削ってから親知らずを取り出す外科的な処置が必要です。神経や血管に近接していることも多く、慎重な処置が求められます。
保険適用(3割負担)の場合でも、埋伏歯の抜歯費用は1本あたり10,000円から15,000円程度、複雑なケースではそれ以上になることもあります。高度な技術と設備が必要になるため、一般の歯科医院では対応が難しい場合もあり、大学病院の口腔外科での処置が推奨されるケースもあります。抜歯後の腫れや痛みも比較的強く出ることが多いため、術後のケアが重要になります。
費用の総額はいくら?抜歯以外にかかる料金の内訳
親知らずの抜歯を検討する際、多くの方が最も気にするのは「最終的にいくら支払うことになるのか」という点ではないでしょうか。抜歯処置自体の費用はもちろん重要ですが、実際には初診料や検査費用、麻酔代、薬代、そして抜歯後の処置費用など、さまざまな料金が加算されて総額が決まります。これらの内訳を事前に把握しておくことで、「思っていたよりも高かった」といった予期せぬ出費を避け、安心して治療に臨めるでしょう。ここでは、親知らずの抜歯にかかる費用総額の内訳について、項目ごとに詳しく解説していきます。
初診料・再診料
歯科医院で治療を受ける際に必ず発生するのが、初診料と再診料です。初めてその歯科医院を訪れる際には「初診料」がかかり、保険適用(3割負担)の場合で2,000円から3,000円程度が目安となります。一方、2回目以降の受診では「再診料」がかかり、こちらは数百円程度です。これらの費用は、親知らずの抜歯をするかしないかにかかわらず、診察や相談を受けるだけで発生する基本的な料金として認識しておきましょう。
レントゲン・CT検査費用
親知らずの正確な位置や生え方、神経との距離などを詳細に把握するために、レントゲンやCT検査は欠かせません。一般的なパノラマレントゲン撮影であれば、保険適用(3割負担)で1,000円から1,500円程度が目安です。特に、下の親知らずが神経に非常に近い位置にある場合など、より精密な診断が必要な際には、3Dで立体的に確認できるCT撮影が行われることがあります。CT撮影も医師が必要と判断すれば保険適用となり、その際の費用は3割負担で約4,000円程度となります。これらの検査によって、抜歯の難易度やリスクを正確に評価し、安全な治療計画を立てることができます。
麻酔・処置・投薬の費用
親知らずの抜歯では、痛みを抑えるために局所麻酔を使用します。この麻酔費用は通常、抜歯処置料に含まれていることが多いですが、場合によっては別途数百円程度の費用が発生することもあります。また、抜歯後に処方される痛み止めや抗生物質といった薬代も、費用の総額に含まれます。処方される薬の種類や日数によって金額は変動しますが、数百円から1,000円程度が目安です。これらの費用は、抜歯を安全かつ快適に進め、術後の感染を防ぐために不可欠なものです。
抜歯後の消毒・抜糸の費用
親知らずの抜歯は、一度処置をしたらそれで終わりではありません。抜歯後の傷口の経過を観察し、感染を防ぐために、数日後に消毒のための通院が必要になります。また、歯茎を切開して縫合した場合は、1週間から10日程度で抜糸のために再度通院が必要です。これらの抜歯後の消毒や抜糸にかかる費用は、再診料と合わせて請求され、保険適用(3割負担)で数百円から1,000円程度が目安となります。つまり、親知らずの抜歯は最低でももう1回の通院が必要になることを理解しておきましょう。
親知らず抜歯は保険適用?自費診療との違い
親知らずの抜歯は、健康保険が適用される場合と、全額自己負担となる自費診療になる場合があります。多くの場合、治療の必要性があれば保険が適用されるため、過度な費用の心配は不要ですが、どのような場合に保険が使え、どのような場合に自費になるのかを事前に知っておくことは非常に大切です。
このセクションでは、親知らずの抜歯における保険適用と自費診療の違いについて詳しく解説します。ご自身のケースがどちらに該当するのかを理解することで、安心して治療計画を立てられるでしょう。
保険が適用される親知らず抜歯の条件
親知らずの抜歯で健康保険が適用されるのは、「治療の必要性」が歯科医師によって認められた場合です。具体的には、以下のような症状や状況がある場合に保険診療の対象となります。
虫歯になっている、または虫歯の原因となっている場合や、親知らずの周りの歯茎が炎症を起こし、歯周病の原因となっている場合。また、隣の歯を強く押して歯並びに悪影響を与えている、痛みや腫れが継続的に発生しているなど、何らかのトラブルを引き起こしている、あるいは将来的に引き起こす可能性が高いと判断されるケースでは、基本的に保険が適用されます。
これは、単に抜歯を行うだけでなく、口腔内の健康を維持するための「治療」とみなされるためです。そのため、多くのケースで安心して保険診療を受けられると考えて良いでしょう。
保険適用外(自費診療)になるケースとは
一方で、親知らずの抜歯が保険適用外、つまり全額自己負担の自費診療となるケースも存在します。これは、医学的な治療の必要性が認められない場合や、患者さん自身の希望による特別な処置を選択した場合に該当します。
例えば、「特に問題はないけれど、見た目を理由に抜歯したい」といった審美的な目的や、「将来的なトラブルを予防したい」という予防目的の抜歯は、一般的に保険適用外となります。また、抜歯への恐怖心が強く、リラックスした状態で治療を受けたいと希望して「静脈内鎮静法」などの特別な麻酔を選択した場合も、その麻酔費用は自費診療となることが多いです。
自費診療は、数万円から数十万円と高額になる可能性があるため、ご自身の希望が保険適用外になるかどうか、事前に歯科医師に確認し、費用についてしっかり話し合うことが重要です。
親知らず抜歯の費用を抑える方法
親知らずの抜歯は、健康保険が適用される場合が多いものの、それでも経済的な負担を心配される方は少なくありません。しかし、国には医療費の負担を軽減するための公的な制度が用意されています。具体的には「医療費控除」と「高額療養費制度」の2つがあり、これらを活用することで、実質的な自己負担額を抑えることが可能です。これらの制度について知っておくことで、費用の漠然とした不安を軽減し、より計画的に治療に臨めるようになります。ここでは、それぞれの制度について詳しく解説していきます。
医療費控除を申請する
医療費控除とは、1年間(1月1日〜12月31日)に支払った医療費の合計が一定額を超えた場合に、その超過分に応じて所得税の一部が還付される制度です。具体的には、医療費の合計が10万円(または総所得金額の5%)を超えると控除の対象となります。
親知らずの抜歯費用はもちろんのこと、その年にご自身や生計を同一にするご家族が支払った医療費(診察料、薬代、通院のための交通費なども含む)はすべて合算できます。例えば、抜歯費用が5万円でも、他の医療費と合わせて年間10万円を超えれば控除の対象です。
この制度を利用するには、確定申告を行う必要があります。領収書や医療費の明細書は申請時に必要不可欠となるため、歯科医院で受け取ったものは必ず大切に保管しておきましょう。領収書を保管する手間はかかりますが、忘れずに申請すれば節税につながるため、ぜひ活用を検討してください。
高額療養費制度を利用する
高額療養費制度は、1ヶ月間(月の初めから終わりまで)に医療機関の窓口で支払った医療費が、所得に応じて定められた自己負担限度額を超えた場合に、その超えた分の金額が後から払い戻される制度です。この制度は、特に大きな手術や入院などで医療費が高額になった場合に非常に有効です。
親知らずの抜歯の場合、複数の親知らずを同月に抜歯したり、難易度の高い埋伏歯の抜歯などで費用が高額になったりした場合に適用される可能性があります。
この制度を利用する際、事前にご加入の健康保険組合や市町村の窓口で「限度額適用認定証」の交付を受け、医療機関の窓口に提示すると、支払いが自己負担限度額までで済みます。事前の申請がない場合でも、後から申請すれば払い戻しを受けることは可能ですが、一時的に高額な費用を支払う必要がなくなるため、事前の手続きがおすすめです。この制度を知っておくことで、万が一費用が高額になったとしても、経済的な不安を大きく軽減できます。
抜歯後の痛み・腫れはいつまで?仕事への影響と注意点
親知らずの抜歯を検討する際、多くの方が費用と並んで心配されるのが、抜歯後の痛みや腫れ、そしてそれが仕事や日常生活にどのような影響を及ぼすかという点ではないでしょうか。特に多忙な毎日を送る社会人の方にとっては、いつまで痛みが続き、どのくらい腫れるのか、仕事は何日休む必要があるのかといった具体的な回復スケジュールは非常に重要な情報です。このセクションでは、抜歯後の一般的な経過や、痛みや腫れへの対処法、そして仕事への影響や生活上の注意点を具体的に解説します。具体的な知識で不安を解消し、安心して親知らずの抜歯に臨めるよう、分かりやすくお伝えします。
痛みと腫れのピークと回復までの期間
親知らずの抜歯後の痛みと腫れは、多くの場合、抜歯後数日間がピークとなります。痛みは抜歯当日から翌日にかけて最も強く現れる傾向があり、歯科医院で処方される痛み止めを服用することで、多くの場合コントロール可能です。無理せずに指示通りに薬を服用するようにしてください。
一方、腫れは抜歯後24時間から48時間後がピークに達することが一般的です。特に下の親知らずや、歯茎に埋まっていた親知らずを抜歯した場合に腫れが強く出やすい傾向があります。この腫れは、その後1週間から10日ほどかけて徐々に引いていくのが一般的な経過です。抜歯部位や個人の体質によって回復期間には個人差があるため、あくまで目安として捉えてください。
抜歯後の冷却は腫れを抑えるのに有効ですが、直接氷を当てるのではなく、濡れタオルなどで優しく冷やすようにしましょう。また、抜歯当日から翌日にかけては、麻酔が切れると痛みが出始めるため、痛み止めの服用は非常に重要です。医師の指示に従い、適切に薬を使用してください。
仕事は何日休む必要がある?
親知らずの抜歯後に仕事を何日休むべきかという問いに対しては、抜歯の難易度や個人の回復力、仕事の内容によって異なります。まっすぐ生えている親知らずの単純抜歯であれば、体への負担が比較的少ないため、翌日から通常通り仕事に行けることが多いでしょう。しかし、麻酔が切れた後の痛みや、多少の腫れが生じる可能性も考慮し、重要な会議や体力を要する業務がない日を選ぶことをおすすめします。
一方、斜めや横向きに生えている親知らず(難抜歯)や、歯茎に完全に埋まっている親知らず(埋伏歯)の抜歯は、処置が大がかりになるため、痛みや腫れが強く出ることが予想されます。このような場合は、抜歯当日を含め1日から2日程度、休みを取ると安心です。特に、接客業や営業職など、人と接する機会が多い仕事の場合、顔の腫れが気になって仕事に集中できないことも考えられます。腫れが引くまでの数日間を考慮して、事前に休暇申請をするなどスケジュールを調整することをおすすめします。
抜歯後の体調は個人差が大きいため、事前に歯科医師とよく相談し、自身の状況に合わせた休養期間を計画することが大切です。
抜歯後の食事・生活で気をつけること
親知らずの抜歯後の回復を早め、合併症のリスクを減らすためには、食事や日常生活での注意点がいくつかあります。これらをしっかり守ることが、スムーズな回復へと繋がります。
まず食事についてですが、抜歯当日は麻酔が切れるまで飲食を控えてください。麻酔が効いている間は感覚がないため、誤って唇や頬を噛んでしまう恐れがあります。麻酔が切れてからは、おかゆ、ゼリー、ヨーグルト、スープなど、柔らかくて刺激の少ないものから始め、徐々に普段の食事に戻していくようにしましょう。熱すぎるものや辛いもの、固いもの、口を大きく開ける必要がある食べ物は、傷口に負担をかける可能性があるため、しばらくの間は避けるのが賢明です。
日常生活では、血行が良くなる行動を数日間避けることが重要です。具体的には、激しい運動、長時間の入浴、飲酒などが挙げられます。これらの行動は血流を促進し、抜歯後の出血や腫れを悪化させる原因となる可能性があります。入浴はシャワー程度に留め、飲酒や喫煙は控えるようにしてください。
また、抜歯した傷口を舌や指で触ったり、強くうがいをしたりすることも避けてください。傷口には「血餅(けっぺい)」と呼ばれるかさぶたのようなものができ、これが回復には不可欠です。強く触ったりうがいをしたりすると、この血餅が剥がれてしまい、「ドライソケット」という治癒の遅れや痛みの原因となる可能性があります。うがいをする際は、やさしく口に含んで吐き出す程度にしましょう。歯科医師からの指示に従い、清潔な状態を保ちつつ、傷口を刺激しないように注意して過ごしてください。
親知らず抜歯の費用に関するよくある質問
親知らずの抜歯は、費用や痛み、抜歯後の生活に対する不安から、なかなか踏み切れない方もいらっしゃるかもしれません。このセクションでは、これまで解説してきた内容に加え、皆さんが抱きがちなさらに具体的な疑問にQ&A形式でわかりやすくお答えします。費用に関する疑問点を解消し、安心して治療に臨むための参考にしてください。
大学病院や口腔外科で抜歯すると費用は高くなる?
親知らずの抜歯は、一般の歯科医院でも大学病院や総合病院の口腔外科でも受けられます。抜歯処置自体にかかる保険点数は全国一律で定められているため、同じ抜歯処置であれば、費用が大きく変わることはありません。
しかし、大学病院や総合病院を受診する場合、「紹介状」がないと、初診時に「初診時選定療養費」という特別な費用が別途かかることがあります。この費用は5,000円から10,000円程度が目安となり、医療機関によって金額は異なります。もし、かかりつけの歯科医院からの紹介で大学病院などを受診する場合は、紹介状があるためこの費用はかかりません。難症例で専門的な治療が必要と判断された場合は、紹介状を持参して大学病院を受診するのが一般的です。
2本・4本まとめて抜歯する場合の費用は?
複数の親知らずをまとめて抜歯する場合の費用は、基本的に「1本あたりの費用 × 抜歯する本数」が目安となります。例えば、上下の親知らずを2本同時に抜く場合、それぞれの抜歯処置料が合算されます。
ただし、初診料や再診料、レントゲンなどの検査費用は、まとめて抜歯することで1回分で済むことが多いため、複数回に分けて抜歯するよりも、結果として総額が安くなる傾向にあります。これは、通院回数が減ることで、その都度かかる費用を抑えられるためです。一方で、複数本を一度に抜歯すると、体への負担も大きくなります。痛みや腫れが広範囲に出る可能性も考慮し、まとめて抜歯するかどうかは、歯科医師とよく相談して決めるようにしましょう。
静脈内鎮静法などのオプション費用は?
親知らずの抜歯に対して強い恐怖心や不安を感じる方のために、「静脈内鎮静法」という麻酔法があります。これは点滴によって鎮静剤を投与し、リラックスした状態で治療を受けられる方法です。意識はありますが、眠っているような感覚になり、治療中の痛みや音、記憶をほとんど感じることなく抜歯を終えられます。
この静脈内鎮静法は、原則として健康保険が適用されない自費診療となります。そのため、通常の抜歯費用とは別に、追加費用が発生します。費用は歯科医院によって異なりますが、一般的には5万円から10万円以上かかることが多いです。抜歯時の精神的な負担を大きく軽減できるため、恐怖心が強い場合は歯科医師に相談し、検討してみる価値はあるでしょう。
支払いにクレジットカードは使える?
歯科医院での支払い方法についてですが、保険診療の場合は、いまだに現金のみの取り扱いとしている医院が多く見られます。これは、保険診療の特性上、現金での支払いを基本とする慣習が残っているためです。
しかし、自費診療を含む場合や、近年では患者さんの利便性を考慮して、クレジットカード払いや電子マネー、QRコード決済などに対応している歯科医院も増えています。特に高額になりがちな自費診療では、クレジットカード払いが利用できると支払いの負担を軽減できるでしょう。ご自身が受診を検討している歯科医院がどのような支払い方法に対応しているかは、事前にホームページで確認するか、直接電話で問い合わせてみるのが最も確実です。
まとめ:費用や治療が不安な方はまず歯科医院に相談を
親知らずの抜歯は、その生え方や状況によって費用や治療内容が大きく異なります。そのため、「一体いくら費用がかかるのだろう」「どんな治療になるのだろう」といったご不安を感じる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、正確な費用や具体的な治療計画は、実際に歯科医院で診察を受けなければ分かりません。この記事でご紹介した費用相場や保険適用の仕組みはあくまで目安として参考にし、まずは信頼できる歯科医院に相談することから始めましょう。
「費用が不安だから」と抜歯を先延ばしにすることは、かえって症状を悪化させ、治療をより複雑にしてしまう可能性もあります。歯科医師に親知らずの状態を見てもらい、費用の見積もりや治療の選択肢、抜歯後の生活について納得いくまで相談することが大切です。そうすることで、不安を解消し、安心して治療に臨むことができるでしょう。ご自身の状況に合わせた最適な治療法を見つけるためにも、一歩踏み出して歯科医院の扉を叩いてみてください。
少しでも参考になれば幸いです。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。
監修者
志田 祐次郎 | Shida Yujiro
日本大学松戸歯学部卒業後、国保旭中央病院、医療法人恵潤会つるみ歯科・小絹つるみ歯科に勤務し、医療法人Belldent志田歯科の理事を務める。 学校法人広沢学園つくば歯科衛生士専門学校の講師を経て、絹の台歯科クリニック、いちファミリー歯科クリニックで勤務を重ね、2020年に「かなまち志田歯科」開院。
【所属】
【略歴】
- 日本大学松戸歯学部 卒業
- 国保旭中央病院 前期・後期研修
- 医療法人恵潤会つるみ歯科・小絹つるみ歯科 勤務
- 医療法人Belledent志田歯科 理事
- 学校法人広沢学園つくば歯科衛生士専門学校 講師
- 絹の台歯科クリニック 常勤勤務
- いちファミリー歯科クリニック 非常勤
金町駅/京成金町駅徒歩2分の歯医者・矯正歯科
『かなまち志田歯科』
住所:東京都葛飾区金町6-1-7 LCプレイス1階
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