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医療コラム

ホワイトニング前の必須チェックリスト!美しい白い歯への第一歩|金町駅徒歩2分の歯医者・矯正歯科「かなまち志田歯科」平日20時/土曜18時まで診療の総合歯科医

ホワイトニング前の必須チェックリスト!美しい白い歯への第一歩

ホワイトニング前の必須チェックリスト!美しい白い歯への第一歩

葛飾区金町の歯医者・矯正歯科『かなまち志田歯科』です。

近年、マスクを外す機会が増え、人前で自信を持って笑顔を見せたいという気持ちから、歯のホワイトニングへの関心がこれまで以上に高まっています。しかし、ホワイトニングは単に歯を白くするだけでなく、安全かつ効果的に理想の白さを手に入れるためには、適切な準備と正しい知識が不可欠です。

本記事では、ホワイトニングを検討している方が抱く疑問や不安を解消し、施術前の健康状態のチェックから、最適な方法の選択、さらには効果を最大化するための具体的な準備ステップまでを網羅的にご紹介します。後悔のないホワイトニングへの第一歩を踏み出せるよう、分かりやすく解説していきます。

まずは知っておこう!ホワイトニングの基本

歯のホワイトニングに興味をお持ちの方も多いのではないでしょうか。毎日の食事や飲み物、加齢など、さまざまな要因で歯の色は少しずつ変化していくものです。ここでは、ホワイトニングがどのような仕組みで歯を白くするのか、基本的な情報からご紹介していきます。

私たちの歯が変色する主な原因は、日々の食生活で摂取する色素が歯の表面に付着したり、加齢によって歯の内部構造が変化したりすることです。特にコーヒー、紅茶、赤ワイン、カレーなどの色の濃い飲食物は、歯に色素沈着を引き起こしやすいと言われています。また、喫煙習慣も歯の黄ばみを加速させる要因の一つです。

ホワイトニングは、これらの色素沈着や歯の内部の変色にアプローチし、歯そのものの色を明るくする施術です。具体的には、ホワイトニング剤に含まれる成分が、歯の表面だけでなく内部にまで浸透し、色素を分解することで歯を白くします。歯を削ったり、歯の表面を傷つけたりするわけではないため、安心して受けていただけます。

ホワイトニングの種類とあなたに合った選び方

ホワイトニングには、主に歯科医院で行う「オフィスホワイトニング」と、ご自宅でご自身で行う「ホームホワイトニング」の2種類があります。それぞれの特徴を理解することで、ご自身のライフスタイルや理想の白さに合った方法を選ぶことができます。

オフィスホワイトニングは、歯科医院で歯科医師や歯科衛生士が施術を行う方法です。高濃度のホワイトニング剤を使用し、特殊な光を照射することで短時間で歯を白くします。数回の通院で効果を実感できることが多く、結婚式やイベントなど、短期間で歯を白くしたい方におすすめです。しかし、効果の即効性がある反面、色戻りが比較的早い傾向があり、費用もホームホワイトニングに比べて高めになることがあります。

一方、ホームホワイトニングは、歯科医院で作成した専用のマウスピースと低濃度のホワイトニング剤を使って、ご自宅で毎日数時間装着していただく方法です。効果が表れるまでに時間がかかりますが、ご自身のペースでゆっくりと白くしていけるため、自然な白さを求める方や、通院する時間がなかなか取れない方に向いています。また、オフィスホワイトニングよりも色戻りが少なく、効果の持続性も高いというメリットがあります。

どちらの方法が最適かは、歯の状態、目標とする白さ、ライフスタイル、そして予算によって異なります。例えば、すぐに白くしたい方はオフィスホワイトニング、時間をかけてじっくり白くしたい方や、忙しくて歯科医院に通うのが難しい方はホームホワイトニングが良いでしょう。ご自身の希望を歯科医師と相談し、最適な方法を選んでください。

ホワイトニングで白くなる歯、ならない歯

ホワイトニングは歯を白くする有効な手段ですが、すべての歯が同じように白くなるわけではありません。ホワイトニングの効果には限界があり、期待できる効果とそうでない歯の状態を事前に理解しておくことが大切です。

一般的にホワイトニングで効果が出やすいのは、加齢による歯の黄ばみや、コーヒー、紅茶といった日常的な飲食物による表面の着色汚れです。しかし、虫歯治療で入れた銀歯やセラミックなどの詰め物・被せ物は、ホワイトニング剤では白くなりません。これらの人工物は、ホワイトニング後の歯の色に合わせて再治療が必要になる場合もありますので、歯科医師に相談してください。

また、子どもの頃に特定の抗生物質(テトラサイクリン系)を服用したことで変色した歯(テトラサイクリン歯)や、外傷によって神経が死んでしまった歯などは、通常のホワイトニングでは白くするのが難しいケースがあります。これらの歯には、ラミネートベニアやセラミッククラウンといった別の方法が適している場合もありますので、まずは歯科医師に相談し、ご自身の歯の状態に合わせた最適な治療法を見つけることが重要です。

【セルフチェック】私はホワイトニングできる?注意が必要なケース

ホワイトニングは歯を白くする効果的な方法ですが、誰でも気軽に受けられるわけではありません。安全に、そして効果的に理想の白さを手に入れるためには、ご自身の健康状態やお口の中のコンディションを事前に確認するセルフチェックが非常に重要になります。このセクションでは、ホワイトニングを検討する上で特に注意が必要なケースについて詳しくご紹介しますので、施術を受ける前にご自身の状態と照らし合わせてみてください。

ホワイトニングが受けられない可能性のある方

ホワイトニングは、特定の健康状態にある方や年齢層の方にはおすすめできません。例えば、無カタラーゼ症の方の場合、ホワイトニング剤に含まれる過酸化水素を分解する酵素がないため、体内で酸素が過剰に発生し、口内炎などの副作用を引き起こす可能性があります。そのため、安全上の理由からホワイトニングは適用外となります。

また、妊娠中や授乳中の方もホワイトニングを受けることはできません。ホワイトニング剤が胎児や乳児に与える影響はまだ不明な点が多いため、安全を最優先し、この期間は施術を避ける必要があります。さらに、18歳未満の方も歯や歯茎がまだ発達段階にあるため、ホワイトニングは推奨されていません。未成年の方は、大人になってから改めて検討することをおすすめします。

光線過敏症(光アレルギー)をお持ちの方も注意が必要です。オフィスホワイトニングでは、ホワイトニング剤を活性化させるために特殊な光を照射することがありますが、この光に反応して皮膚炎などのアレルギー症状を引き起こすリスクがあるため、光照射を使用しないホワイトニング方法を選ぶか、施術自体を避ける必要があります。

ホワイトニングの前に治療が必要な歯の状態

ホワイトニングは健康な歯と歯ぐきに行うことで、安全かつ最大限の効果を発揮します。そのため、虫歯や歯周病など、お口の中に何らかのトラブルを抱えている場合は、ホワイトニングの前にこれらの治療を完了させておくことが不可欠です。

例えば、虫歯がある状態でホワイトニング剤を使用すると、薬剤が虫歯の内部に浸透して強い痛みを感じる可能性があります。また、歯周病がある場合は、歯茎の炎症が悪化したり、薬剤が刺激となって症状をさらに悪化させたりするリスクも考えられます。ホワイトニングは美容目的の処置ですが、お口の健康が何よりも優先されますので、まずは歯科医師による診察を受け、必要に応じて適切な治療を済ませてからホワイトニングを検討するようにしましょう。

効果を最大化する!ホワイトニング前の4ステップ準備リスト

理想的な白い歯を手に入れるためには、ホワイトニングの施術を受ける前に適切な準備を整えることが非常に重要です。この準備を怠ると、効果が十分に得られなかったり、予期せぬトラブルにつながったりする可能性もあります。

このセクションでは、ホワイトニングの効果を最大限に引き出し、安全に施術を終えるために不可欠な4つの準備ステップをご紹介します。歯科医院でのカウンセリングから、理想の白さを歯科医師と共有するまで、具体的な行動に役立つ情報をお伝えします。

ステップ1:歯科医院でカウンセリングを予約する

ホワイトニングを検討する際、まず最初に行うべきことは、歯科医院でのカウンセリング予約です。これは単なる手続きではなく、ご自身の歯の状態や抱えている悩み、ホワイトニングに関する疑問や不安(費用、期間、痛みなど)を専門家である歯科医師に直接相談できる貴重な機会となります。

カウンセリングでは、例えば「どのくらいの白さを目指したいのか」「痛みはどの程度あるのか」「治療期間はどのくらいかかるのか」といった具体的な質問を準備しておくと良いでしょう。歯科医師は、これらの質問に対し、専門的な見地から的確なアドバイスを提供し、安心して次のステップに進むための道筋を示してくれます。

ステップ2:虫歯や歯周病がないか診察を受ける

カウンセリングが終わると、次の重要なステップは、口内全体の診察を受けることです。ホワイトニングは健康な歯と歯ぐきに行うことで、最も安全かつ効果的に進められます。

この診察では、レントゲン撮影や視診を通じて、ご自身では気づきにくい虫歯や歯周病の有無、歯にひび割れがないかなどを詳細に確認します。もし何らかの問題が見つかった場合、ホワイトニングの前にそれらの治療を優先することが非常に大切です。これにより、施術中に薬剤がしみて強い痛みを感じたり、既存の症状が悪化したりするリスクを未然に防ぎ、ホワイトニングを安全に進めることができます。

ステップ3:歯のクリーニングで土台を整える

ホワイトニングの効果を最大限に引き出すためには、施術前に歯のプロフェッショナルクリーニング(PMTC)を受けることが不可欠です。歯の表面に付着した歯石やプラーク、日常の飲食でついたステイン(着色汚れ)は、ホワイトニング剤の浸透を妨げる原因となります。

クリーニングによってこれらの汚れを徹底的に除去することで、ホワイトニング剤が歯全体に均一に浸透しやすくなり、色ムラのない美しい仕上がりが期待できます。このステップは、単なる歯の掃除ではなく、ホワイトニングの効果を最大化するための「土台作り」として非常に重要な役割を担っています。

ステップ4:理想の歯の白さを歯科医師と共有する

ホワイトニング前の準備の最終ステップとして、ご自身の「理想の歯の白さ」について歯科医師と具体的にイメージを共有することが大切です。人はそれぞれ、希望する歯の白さの度合いが異なります。

歯科医院では、歯の色見本であるシェードガイドを用いて、どのレベルの白さを目指すのかを歯科医師と一緒に確認します。このすり合わせを行うことで、「白くなりすぎた」と感じたり、「期待した白さにならなかった」といった施術後のミスマッチを防ぐことができます。事前に具体的な目標を共有することで、施術後の満足度を高め、理想に近い白い歯を手に入れることができるでしょう。

施術当日〜24時間の過ごし方と注意点

ホワイトニングの施術を受けた後の24時間は、歯の白さを長持ちさせるために特に重要な期間です。この期間の過ごし方が、最終的な仕上がりや効果の持続に大きく影響します。施術直後の歯は、ホワイトニング剤の影響で一時的に水分が失われ、外部からの色素を吸収しやすい非常にデリケートな状態にあります。

そのため、飲食物の選択や普段の生活習慣に気を配ることで、着色を防ぎ、ホワイトニング効果を最大限に引き出すことができます。ここでは、施術後の24時間をどのように過ごせば良いのか、具体的な注意点について詳しく見ていきましょう。

ホワイトニング後の食事制限|食べて良いもの・避けるべきものリスト

ホワイトニング後の食事制限は、多くの方が最も気になる点の一つではないでしょうか。施術直後の歯は、エナメル質の表面構造が一時的に変化し、非常に着色しやすい状態になっています。これは、ホワイトニング剤が歯の内部にある着色物質を分解する過程で、歯の表面が一時的に多孔質になるためです。

この期間に色の濃い飲食物を摂取すると、せっかく白くなった歯に色素が再付着しやすくなってしまいます。そのため、施術後の24時間は特に食事内容に注意を払う必要があります。ここでは、具体的に避けるべき飲食物と、安心して食べられるおすすめの飲食物をご紹介します。

【避けるべき】着色しやすい食べ物・飲み物

ホワイトニング後24時間は、特に着色しやすい食べ物や飲み物の摂取を避けることが重要です。色の濃い飲食物や酸性の強い飲食物は、歯への色素沈着を促進したり、歯の表面を一時的に軟らかくして色素が浸透しやすくしたりするため、注意が必要です。

具体的には、コーヒー、紅茶、ウーロン茶などの茶色の飲み物、赤ワイン、ブドウジュース、コーラなどの色素の濃い飲み物は避けてください。また、カレーライス、ミートソーススパゲッティ、醤油、ケチャップ、チョコレート、ベリー類(イチゴ、ブルーベリーなど)、ほうれん草なども着色しやすい食品として挙げられます。これらの食品に含まれる色素が、デリケートな歯の表面に付着しやすいためです。

さらに、柑橘系の果物、酢の物、炭酸飲料、スポーツドリンクなどの酸性の強い飲食物も、エナメル質を一時的に軟化させ、着色しやすくする可能性があるため、この期間は控えるようにしましょう。

【おすすめ】ホワイトニング中に食べても良いもの

食事制限があるとはいえ、ホワイトニング中も安心して食べられるものはたくさんあります。基本的には「白いもの」「色の薄いもの」を選ぶと良いでしょう。これにより、歯への色素沈着のリスクを最小限に抑えつつ、普段通りの食生活を送ることができます。

例えば、水、牛乳、ヨーグルト、チーズなどの乳製品は安心して摂取できます。主食としては、白米、パン(食パン、ロールパンなど色の薄いもの)、うどん、塩味のパスタなどがおすすめです。肉類では、鶏肉のささみやむね肉、豚肉(脂身の少ないもの)、魚介類では白身魚(タラ、タイ、ヒラメなど)やエビが適しています。

野菜では、大根、カブ、カリフラワー、キャベツ、もやしなど色の薄いものがおすすめです。卵料理も、目玉焼きやゆで卵など、味付けを薄くすれば問題ありません。ドレッシングはノンオイルで透明なものを選ぶなど、ちょっとした工夫で食事の幅が広がります。

知覚過敏は起きる?施術中の痛みと対処法

ホワイトニングの施術後、歯がしみたり、痛みを感じたりすることがあります。これは「知覚過敏」と呼ばれる一時的な症状で、多くの方に起こり得る反応です。ホワイトニング剤が歯の表面から内部に浸透する際に、神経に刺激が伝わりやすくなることが原因と考えられています。

知覚過敏の症状は個人差がありますが、冷たいものや熱いものがしみたり、歯磨きの際に軽い痛みを感じたりすることが一般的です。しかし、ほとんどの場合、これらの症状は一時的なもので、施術後24時間から数日以内には自然に治まりますので、過度な心配は不要です。症状が特に気になる場合は、知覚過敏抑制効果のある歯磨き粉を使用したり、歯科医院で処方されるフッ素配合の歯磨き粉や薬剤を塗布してもらったりすることで、症状を和らげることができます。

もし痛みが強く続く場合や、数日経っても改善しない場合は、遠慮なく歯科医師に相談してください。稀に、ホワイトニング以外の原因で歯に問題が生じている可能性も考えられますので、専門家による適切な診断と対処が重要です。ご自身の判断で我慢せず、早めに相談することをおすすめします。

白さを長持ちさせる秘訣!ホワイトニング後のアフターケア

せっかく手に入れた白い歯も、そのままにしておくと時間の経過とともに元の色に戻ってしまう「後戻り」という現象が起きてしまいます。これは、歯の構造上、飲食物や加齢による着色汚れが再び付着しやすい性質があるためです。ホワイトニングの効果を一時的なものに終わらせず、長期間にわたって美しい白さを保つためには、施術後のアフターケアが非常に重要となります。

アフターケアには、ご自身で行う日々のセルフケアと、歯科医院で専門家が行う定期的なプロのケアの2つの柱があります。これらを継続して実践することで、歯の白さを効果的に維持し、より長く輝く笑顔を保つことができるようになります。

毎日の歯磨きで着色を防ぐ方法

ホワイトニングで白くなった歯の美しさを保つためには、毎日の歯磨きが非常に重要な役割を果たします。特に、着色汚れの再付着を防ぐためには、食後なるべく早く歯を磨く習慣を身につけることが効果的です。これにより、食べ物や飲み物による色素が歯の表面に定着するのを防ぎ、色素沈着を最小限に抑えることができます。

歯磨き粉を選ぶ際は、研磨剤の量が少ないホワイトニング用歯磨き粉を補助的に使用することをおすすめします。研磨剤が多く含まれる歯磨き粉は、歯の表面を傷つけてしまい、かえって着色しやすくなる可能性があります。また、ブラッシングの際には、ゴシゴシと力を入れすぎず、歯の表面を傷つけないように優しく丁寧に磨くことを心がけましょう。歯ブラシの毛先を歯と歯ぐきの境目にしっかり当て、細かく振動させるように磨くことで、効率的に汚れを落とすことができます。

歯科医院での定期的なメンテナンスで白さをキープ

日々のセルフケアだけでは、どうしても落としきれない着色汚れや歯石が蓄積してしまうことがあります。そのため、ホワイトニングで得た白さを長期間維持するには、歯科医院での定期的なメンテナンスが不可欠です。歯科医院では、専用の機器と技術を用いたプロフェッショナルクリーニング(PMTC)を受けることができます。これにより、セルフケアでは届かない部分の汚れや、頑固なステインもきれいに除去し、歯の表面を滑らかに保つことが可能です。

一般的に、数ヶ月から1年に一度のペースで定期的なクリーニングを受けることが推奨されています。また、ホワイトニングの効果が薄れてきて、歯の色が後戻りしてきたと感じる場合は、「タッチアップ」と呼ばれる追加のホワイトニングを行うことで、効率的に白い歯を維持することができます。歯科医師と相談しながら、ご自身の状態に合わせた最適なメンテナンスプランを立てることで、常に美しい白い歯を保ち続けることができるでしょう。

ホワイトニングの気になる疑問を解決!Q&A

ホワイトニングに興味を持った方が抱きがちな疑問や不安を解消するため、ここでは特に多くの方が気になる代表的な質問をQ&A形式で解説します。これまでの内容を補足しながら、疑問を解決に導きます。

Q1. ホワイトニングの効果はどのくらい続きますか?

ホワイトニングの効果がどのくらい続くかは、施術方法や個人の生活習慣によって大きく異なります。一般的に、歯科医院で行うオフィスホワイトニングの場合、効果の持続期間は数ヶ月から半年程度が目安とされています。一方、自宅で行うホームホワイトニングは、数週間かけてじっくりと歯を白くしていくため、効果が長持ちしやすく、半年から1年程度効果が持続すると言われています。

しかし、ホワイトニングの効果は永久ではありません。コーヒーや紅茶、ワインなどの着色しやすい飲食物の摂取、喫煙習慣、そして日々の歯磨きなどのアフターケアの質によって、歯の白さは徐々に失われていきます。効果を長持ちさせるためには、食生活に気をつけ、丁寧な歯磨きを心がけるとともに、定期的に歯科医院でメンテナンスを受けることが重要です。

Q2. 市販のセルフホワイトニンググッズとの違いは?

歯科医院で行うホワイトニングと、ドラッグストアなどで市販されているセルフホワイトニンググッズには、使用する薬剤の種類、効果の高さ、そして何よりも安全性において明確な違いがあります。

歯科医院のホワイトニングでは、歯科医師の管理のもと、過酸化水素や過酸化尿素といった高濃度の薬剤を使用します。これらの薬剤は、歯の内部の色素を分解する作用があるため、歯そのものの色を漂白して白くすることが可能です。そのため、より高いホワイトニング効果が期待できます。

一方、市販のセルフホワイトニンググッズは、過酸化水素などの漂白成分の配合が薬機法により制限されています。主な成分は、歯の表面の着色汚れを落とす研磨剤や、光触媒を利用した成分が中心です。そのため、歯の表面の汚れは除去できますが、歯本来の色を白くする漂白効果は限定的です。また、誤った使用方法による歯や歯ぐきへのダメージのリスクを避けるためにも、専門家による管理のもとで行われる歯科医院でのホワイトニングが安全で効果的な選択肢と言えるでしょう。

Q3. 費用はどのくらいかかりますか?保険は適用されますか?

ホワイトニングは、虫歯治療などの病気を治すための治療ではなく、歯を美しくするための審美目的の処置です。そのため、公的医療保険は適用されず、「自由診療」となります。全額自己負担となるため、費用は歯科医院によって異なり、一般的な治療費と比較すると高額になる傾向があります。

おおよその費用相場としては、オフィスホワイトニングが1回あたり数万円、ホームホワイトニングはマウスピース製作費用を含めて数万円から10数万円程度が目安となります。また、両方を組み合わせたデュアルホワイトニングはさらに費用がかかります。費用は歯科医院の設備、使用する薬剤、施術回数などによって大きく変動するため、事前に必ずカウンセリングで総額の見積もりを確認し、納得した上で治療を進めるようにしましょう。

まとめ:正しい準備で、後悔しないホワイトニングを始めよう

これまでお話ししてきたように、美しく輝く白い歯は、笑顔に自信を与え、日常をより明るいものにしてくれるでしょう。しかし、その理想の白い歯を手に入れるためには、ただホワイトニングを受けるだけでなく、正しい知識に基づいた入念な準備と、専門家である歯科医師との密な相談が不可欠です。

ご自身の歯や口腔内の状態を正確に把握し、ホワイトニングのメリット・デメリット、そして禁忌事項についてもしっかりと理解することが、安全で後悔のないホワイトニングへの第一歩となります。また、施術後の効果を最大限に引き出し、白さを長持ちさせるためには、日々の丁寧なセルフケアと歯科医院での定期的なメンテナンスが重要です。

本記事でご紹介したステップを参考に、ぜひ信頼できる歯科医院を見つけて、専門家のアドバイスを受けながら、ご自身に最適なホワイトニングプランを見つけてください。正しい準備と適切なアフターケアを行うことで、きっと満足のいく白い歯と、自信に満ちた笑顔を手に入れることができるはずです。

 

少しでも参考になれば幸いです。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。

 

監修者

志田 祐次郎 | Shida Yujiro
日本大学松戸歯学部卒業後、国保旭中央病院、医療法人恵潤会つるみ歯科・小絹つるみ歯科に勤務し、医療法人Belldent志田歯科の理事を務める。 学校法人広沢学園つくば歯科衛生士専門学校の講師を経て、絹の台歯科クリニック、いちファミリー歯科クリニックで勤務を重ね、2020年に「かなまち志田歯科」開院。  

【所属】

 

【略歴】

 

  金町駅/京成金町駅徒歩2分の歯医者・矯正歯科
かなまち志田歯科
住所:東京都葛飾区金町6-1-7 LCプレイス1階
TEL:03-5876-3443

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