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医療コラム

口内炎が治りにくいのはなぜ?歯医者でできる治療と早く治す方法|金町駅徒歩2分の歯医者・矯正歯科「かなまち志田歯科」平日19時/土曜18時まで診療の総合歯科医

口内炎が治りにくいのはなぜ?歯医者でできる治療と早く治す方法

口内炎が治りにくいのはなぜ?歯医者でできる治療と早く治す方法

葛飾区金町の歯医者・矯正歯科『かなまち志田歯科』です。

口内炎ができると、食事や会話のたびに痛みを感じて憂鬱な気持ちになるものです。なぜ口内炎が長引いてしまうのか、その原因と、歯科医院で受けられる治療法や早く治すための具体的なセルフケアについて詳しく解説します。

口内炎は通常どれくらいで治る?自然治癒の目安期間

口内炎にはいくつかの種類があり、発生する原因によって治るまでの期間に差があります。まずは一般的な目安を知り、自分の症状が長引いているかどうかを判断する基準にしましょう。

一般的な口内炎(アフタ性口内炎)の治癒期間は1〜2週間

もっともよく見られるアフタ性口内炎は、中央が白っぽく周囲が赤く腫れたような丸い潰瘍が特徴です。健康な状態であれば、特別な治療をしなくても通常は10日から2週間ほどで自然に治癒します。

2週間以上長引く場合は別の要因や疾患を疑う

もし口内炎ができてから2週間以上が経過しても治る気配がない、あるいは悪化しているという場合は、単なる疲れや栄養不足以外の原因が潜んでいる可能性があります。物理的な刺激が加わり続けていることや、別の病気の初期症状であることも考えられるため、注意が必要です。

口内炎が治りにくい・長引く5つの主な原因

口内炎がなかなか治らないとき、お口の中や全身の状態にいくつかの原因が生じていることが考えられます。ここでは、口内炎を長引かせる代表的な5つの要因について詳しく見ていきましょう。

1. 疲労やストレスによる免疫力の低下

心身にストレスや疲労が溜まると、体の免疫力が低下して口腔粘膜の修復力が弱まります。これにより、一度できた口内炎の治りが遅くなったり、新しい口内炎が同時に複数できやすくなったりします。

2. ビタミンB群などの栄養不足・食生活の乱れ

皮膚や粘膜の健康を保つ役割を持つビタミンB2、ビタミンB1、ビタミンB6などのビタミンB群や、粘膜の回復に不可欠な鉄分が不足すると、口内炎が治りにくくなります。特に偏った食生活が続いていると、必要な栄養が行き届かず粘膜の再生が遅れてしまいます。

3. 尖った歯や合わない被せ物・入れ歯による物理的刺激

虫歯を放置して尖ってしまった歯や、すり減ったり合わなくなったりした被せ物、入れ歯が常に同じ粘膜に当たり続けると、慢性的な刺激となって治癒を阻害します。このように物理的な刺激で起こるものはカタル性口内炎と呼ばれ、刺激の原因を取り除かない限り再発を繰り返します。

4. 口腔内の乾燥(ドライマウス・口呼吸)

唾液には抗菌作用やお口の中を清潔に保つ自浄作用、粘膜を保護して修復を促す働きがあります。しかし、口呼吸の習慣やドライマウスによって口の中が乾燥していると、唾液による保護が十分に機能せず、口内炎が悪化したり長引いたりする原因になります。

5. ウイルスや細菌・カビの感染(ヘルペス性・カンジダ性など)

単純ヘルペスウイルスの感染で起こるヘルペス性口内炎や、お口の中にあるカビ(真菌)の一種が増殖して起こるカンジダ性口内炎など、感染性の口内炎も存在します。これらは一般的な口内炎とは治療法が異なり、放置すると範囲が広がったり強い痛みを伴ったりすることがあります。

口内炎は歯医者で治せる!歯科・歯科口腔外科で行う専門治療

口内炎くらいで歯医者に行ってもいいのだろうかと迷う方も多いですが、歯科や歯科口腔外科では口内炎の適切な治療を行っています。クリニックで受けられる専門的な処置についてご紹介します。

専門的な処方薬(ステロイド軟膏・含嗽剤・内服薬)

歯科医院では、炎症を素早く抑えるステロイド配合の軟膏や、口腔内を清潔に保ち炎症を鎮めるうがい薬(含嗽剤)、痛みが強い場合には内服薬などを処方することができます。市販薬よりも症状に合わせた適切な薬剤を使用できるため、効率的な回復が期待できます。

痛みを素早く和らげるレーザー治療

多くの歯科医院では、口内炎の治療にレーザーを導入しています。口内炎の表面にレーザーを照射することで、痛みをその場で大幅に和らげ、粘膜の殺菌と治癒促進を促すことができます。治療自体に強い痛みはなく、比較的短時間で終わる点が大きなメリットです。

刺激の原因となる歯や被せ物・入れ歯の研磨や調整

尖った歯や合わない入れ歯などが口内炎を誘発している場合、歯科医院ではその原因となっている箇所を削って滑らかに研磨したり、被せ物や入れ歯の調整・作り替えを行ったりします。刺激の元を根本から取り除くことで、今ある口内炎の治りを早め、再発を防ぎます。

口腔内清掃(クリーニング)による雑菌の減少

お口の中のプラーク(歯垢)や歯石には、非常に多くの雑菌が含まれています。歯科医院で専門的なお口のクリーニングを行うことで、雑菌の数を大幅に減らし、口内炎の傷口に細菌が感染して炎症が悪化するのを防ぎます。

今日からできる!口内炎を早く治すためのセルフケア

歯科医院での治療と並行して、日々のセルフケアを見直すことで治癒のスピードをさらに高めることができます。おうちで今日から取り組める具体的な方法をご紹介します。

丁寧な歯磨きとうがいで口の中を清潔に保つ

お口の中の細菌が増えると口内炎の炎症が長引くため、毎食後や起床時、就寝前の丁寧な歯磨きと、こまめなうがいが効果的です。ただし、患部を傷つけないよう毛先の柔らかい歯ブラシを選び、刺激の強すぎる歯磨き粉やアルコール配合の強い洗口液は避けるようにしましょう。

ビタミンB群や鉄分を意識した食事を摂る

粘膜の代謝を促すビタミンB2(レバー、納豆、卵など)、疲労回復を助けるビタミンB1(豚肉、うなぎなど)、免疫機能を保つビタミンB6(マグロ、カツオ、バナナなど)を積極的に摂取しましょう。なお、糖質の多い甘い食べ物は分解の過程でビタミンB1を多く消費してしまうため、口内炎があるときは控えるのが賢明です。

刺激物や熱い食べ物・アルコールを控える

辛いものや酸味の強いもの、熱すぎる飲食物、アルコールは口内炎を刺激して痛みを強め、炎症を悪化させる原因になります。口内炎がある時期は、シチューやスープ、茶碗蒸しなど、薄味で柔らかく、栄養価が高くて食べやすいメニューを選ぶと負担が少なく済みます。

こまめな水分補給や唾液マッサージで乾燥を防ぐ

口腔内の乾燥を防ぎ唾液の分泌を促すために、こまめに水を飲む習慣をつけましょう。耳の下や顎の下をやさしくマッサージして唾液の分泌を促す唾液腺マッサージを行うことも、お口の自浄作用を高めて口内炎を早く治すために有効です。

市販薬(塗り薬・貼り薬)を正しく活用する

仕事などでどうしてもすぐに受診できない場合は、薬局で購入できる市販の塗り薬や貼り薬を適切に使用するのも一つの手です。特によく動かす場所や、食べ物が当たりやすい場所にある口内炎には、患部を保護できる貼り薬(パッチタイプ)が便利です。

危険な病気の可能性も?歯科医院を受診すべき目安とサイン

多くの口内炎は時間の経過とともに改善しますが、中には重大な疾患の初期症状として現れているケースもあります。見逃してはならない重要なサインについて解説します。

口内炎と口腔がん(舌がんなど)の違い・見分け方

一般的な口内炎と口腔がん(舌がんなど)の最大の違いは、治癒にかかる期間としこりの有無です。口腔がんは2週間以上経っても治らず、むしろ徐々に大きくなったり、触ると硬いしこりを感じたりすることがあります。また、境界がはっきりせず、痛みを伴わないケースもあるため注意が必要です。

発熱や倦怠感など全身症状を伴う場合

口内炎の発生と同時に、高熱が出たり、全身のだるさや食欲不振、首のリンパ節の腫れなどが見られる場合は、ウイルス感染症や自己免疫疾患などの全身性の病気が疑われます。自己判断せず、速やかに医療機関を受診してください。

何度も同じ場所に繰り返しできる場合

いつも同じ場所に口内炎ができる場合は、歯並びや被せ物の不具合が慢性的に当たっているか、全身の免疫システムに関わる別の疾患(ベーチェット病など)や、常用しているお薬の副作用などが隠れている場合があります。

口内炎を繰り返さないための日常予防習慣

一度治っても、またすぐにできてしまう口内炎。繰り返す不快な症状を防ぐためには、日頃のちょっとした生活習慣の工夫でお口の環境を整えておくことが大切です。

十分な睡眠と休養で免疫力を維持する

質の高い睡眠をとり、体全体の免疫力を維持することが口内炎予防の基本です。規則正しい生活を心がけて体内時計を整え、疲れを翌日に残さないように休養を十分に確保しましょう。

定期的な歯科検診でお口の健康環境を保つ

定期的に歯科検診に通うことで、自覚症状のない虫歯の早期発見や、合わなくなった被せ物の調整、歯石除去などのお口のクリーニングを行うことができます。プロのケアを受けることで、常に口内炎ができにくい清潔で健康なお口の環境を維持することができます。

まとめ:長引く口内炎は我慢せず歯科医院へ相談を

口内炎はよくある身近なトラブルですが、治りにくい状態を我慢し続ける必要はありません。2週間以上長引くときや、強い痛みで食事が十分に摂れないときは、無理せずお近くの歯科医院を受診してください。適切な診断と専門的な治療、そして再発を防ぐためのケア指導を受けることで、痛みの不安から解放され、健やかな毎日を取り戻しましょう。

 

少しでも参考になれば幸いです。
本日も最後までお読みいただきありがとうございます。

 

監修者

志田 祐次郎 | Shida Yujiro
日本大学松戸歯学部卒業後、国保旭中央病院、医療法人恵潤会つるみ歯科・小絹つるみ歯科に勤務し、医療法人Belldent志田歯科の理事を務める。 学校法人広沢学園つくば歯科衛生士専門学校の講師を経て、絹の台歯科クリニック、いちファミリー歯科クリニックで勤務を重ね、2020年に「かなまち志田歯科」開院。  

【所属】

 

【略歴】

 

  金町駅/京成金町駅徒歩2分の歯医者・矯正歯科
『かなまち志田歯科』
住所:東京都葛飾区金町6-1-7 LCプレイス1階
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